日経MJ(令和3年1月20日発行)は、福岡市で新型コロナウィルスによる影響で退店した居抜き店舗を利用した無人や1人で切り盛りする省人化店舗が相次いでいること取り上げている。
新常識に適合する業態として拡大するか注目が集まる。
福岡市では、無人の持ち帰り専門冷凍餃子屋があり、店内は業務用冷蔵庫があるだけだ。
客は冷蔵庫からギョーザを取り出し料金箱に代金を入れるかスマートフォンのQR決済で支払う。
盗難対策として店内を複数の監視カメラが常時撮影している。
店のスタッフは、定期的に商品の補充・料金の回収・掃除に訪れるだけだ。
開業費も居抜き店舗を使用することによって従来の10分の1程度だったそうだ。
人権費の大幅なカット・多くのスペースが必要ない為、家賃の削減になり、固定費は家賃を含めても10万ほどに抑え、売り上げは1日平均2万円ほど。
福岡市はデリバリー激戦区だと聞くが、その中で持ち帰り専門店にもこれだけ人気があり、時代に合わせた業種に今注目が集まっていること、今に柔軟に対応することの重大さを感じた。